おすすめボードゲームpart6 交易王
交易王
はじめに
交易王は今までに紹介した「もっとホイップを!」や「ハイソサエティ」を製造しているニューゲームズオーダー社が手掛けています。
さらに、ボードゲーム 界の有名なライナークニツィアさんがデザインした名作です。
ルール
交易王の背景
16世紀は新しい時代の始まりでした。アメリカの発見、インド洋を東西に結ぶ貿易路「香辛料の道」の確立、そして欧州内交易も以前より容易になったのです。偉大な商人の船があらゆる海を渡って行きました。
みなさんは偉大な商家に扮し、交易で富を成そうと試みます。ゲーム終了時に最も多くの貨幣を持っていたプレイヤーが勝利し、交易王となります。
ゲームの準備
商品カードを各プレイヤーに3枚ずつ配り、残りのカードを場の中央に山札としてセットし、山札の上から6枚を場に並べます。
船の特殊カードを2枚ずつ配ります。その他のカードを場の中央に並べます。
全てのお金と商品コマを場の中央にストックしておきます。
準備ができたら、ジャンケンなどで順番を決め、スタートプレイヤーから時計回りに、商品コマをストックから1つ選び、船の特殊カードの上に配置するのを二週行います。
ゲームの流れ
出番が来たらフェイズ1→フェイズ2の順に行動します。
フェイズ1
- 商品コマを1つ入れ替える
- 特殊カードを購入する
- パス
商品コマを1つ入れ替える
船の特殊カードの上に配置してある商品コマを1つ共通ストックに戻し、共通ストックから1つ選び自分の船の特殊カードの上に配置する。
特殊カードを購入
船、商館、荷役、協定の4種類があり、左上に書かれた数字分コストを支払い、手元に置く。
パス
フェイズ1を飛ばす。
フェイズ2
商品カードをプレイする
山札から商品カードを2枚引く
商品カードをプレイする
手札にある商品カードを同色なら複数枚まで選択し、場に並べてある商品カードを上書きするように、上に載せます。
プレイしたカードの色が、持っている商品コマと被った場合、各プレイヤーは同色の商品コマの数✖︎プレイした商品カードの同色の数、お金をストックから獲得します。
山札から商品カードを2枚引く
山札から商品カードを2枚引きます。
ゲームの終了条件
山札が無くなった瞬間にゲームが終了します。
ゲームの勝利条件
ゲーム終了時に、お金を一番持っているプレイヤーがゲームの勝利者になります。
面白さ
さすがライナークニツィアさんの作品ということで、コンポーネントがシンプルで小箱の大きさながら、奥深い駆け引きが味わうことができます。
交易王の最も特徴である、商品カードを更新していくシステムが、これまでの需要を生かしてさらに商品価値をあげていくのか、それとも、他プレイヤーの意表を突いて、別の商品に需要を持たせるのか、とても考え深くなっています。
私はやはり便乗することが大事だと感じています。他プレイヤーの動向を確認して、「あいつの船に塩2つ載せてるし、塩の需要が上がってきてるから塩に商品コマを入れ替えよう」といった柔軟に考える必要があります。
ただ、いつまでたっても便乗するだけでは勝つことはできません。
同色のカードを揃えることができれば、需要を一気に逆転させ他プレイヤーに意表をつくことができれば、一気に交易王に近づくことができます。
前にも話しましたが、ボードゲームってビデオゲームと違って競い合う人が目の前にいるから、コミュニケーションがとても大事な要素です。
その理由の1つは、コミュニケーションによってゲームを優位に進めることができるからです。
例えば、ゲーム中、自分以外に矛先を向けさせて、知らないうちに自分が勝っていたという状況をコミュニケーションによって作り上げることができます。
よく、ボードゲームのパッケージで面白いか判断する人がいるのを見かけます。
それもファンタジーのようなSFのような雰囲気のある絵柄が好きで、中身を見ずに買ってしまいます。
もちろん中には本当に面白いボードゲームはありますが、勿体ない買い方をしてるなと感じてしまいます。
とりあえず私は、デザイナーのライナークニツィアか製造会社のニューゲームズオーダーが扱ってるボードゲームは良作ぞろいですので、気になる方はチェックしてみてください!