ボードゲーマーJUN

ボードゲームの面白さについて語ります。

おすすめボードゲームpart6 交易王

 

交易王

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はじめに

 

交易王は今までに紹介した「もっとホイップを!」「ハイソサエティを製造しているニューゲームズオーダー社が手掛けています。

 

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さらに、ボードゲーム 界の有名なライナークニツィアさんがデザインした名作です。

 

ルール

 

 

交易王の背景

 

16世紀は新しい時代の始まりでした。アメリカの発見、インド洋を東西に結ぶ貿易路「香辛料の道」の確立、そして欧州内交易も以前より容易になったのです。偉大な商人の船があらゆる海を渡って行きました。

みなさんは偉大な商家に扮し、交易で富を成そうと試みます。ゲーム終了時に最も多くの貨幣を持っていたプレイヤーが勝利し、交易王となります。

 

ゲームの準備

 

商品カードを各プレイヤーに3枚ずつ配り、残りのカードを場の中央に山札としてセットし、山札の上から6枚を場に並べます。

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船の特殊カード2枚ずつ配ります。その他のカードを場の中央に並べます。

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全てのお金と商品コマを場の中央にストックしておきます。f:id:junsukeminto:20190407150321j:plain

 

準備ができたら、ジャンケンなどで順番を決め、スタートプレイヤーから時計回りに、商品コマをストックから1つ選び船の特殊カードの上に配置するのを二週行います。

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ゲームの流れ

 

出番が来たらフェイズ1フェイズ2の順に行動します。

 

フェイズ1

  • 商品コマを1つ入れ替える
  • 特殊カードを購入する
  • パス

 

商品コマを1つ入れ替える

船の特殊カードの上に配置してある商品コマを1つ共通ストックに戻し、共通ストックから1つ選び自分の船の特殊カードの上に配置する。

 

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特殊カードを購入

船、商館、荷役、協定の4種類があり、左上に書かれた数字分コストを支払い、手元に置く。

 

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パス

フェイズ1を飛ばす。

 

フェイズ2

商品カードをプレイする

山札から商品カードを2枚引く

 

商品カードをプレイする

手札にある商品カード同色なら複数枚まで選択し、場に並べてある商品カードを上書きするように、上に載せます。

プレイしたカードの色が、持っている商品コマと被った場合、各プレイヤーは同色の商品コマの数✖︎プレイした商品カードの同色の数、お金をストックから獲得します。

 

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山札から商品カードを2枚引く

山札から商品カードを2枚引きます。

 

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ゲームの終了条件

 

山札が無くなった瞬間にゲームが終了します。

 

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ゲームの勝利条件

 

ゲーム終了時に、お金を一番持っているプレイヤーがゲームの勝利者になります。

 

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面白さ

 

 

さすがライナークニツィアさんの作品ということで、コンポーネントがシンプル小箱の大きさながら、奥深い駆け引きが味わうことができます。

 

交易王の最も特徴である、商品カードを更新していくシステムが、これまでの需要を生かしてさらに商品価値をあげていくのか、それとも、他プレイヤーの意表を突いて、別の商品に需要を持たせるのか、とても考え深くなっています。

 

私はやはり便乗することが大事だと感じています。他プレイヤーの動向を確認して、「あいつの船に塩2つ載せてるし、塩の需要が上がってきてるから塩に商品コマを入れ替えよう」といった柔軟に考える必要があります。

ただ、いつまでたっても便乗するだけでは勝つことはできません。

同色のカードを揃えることができれば、需要を一気に逆転させ他プレイヤーに意表をつくことができれば、一気に交易王に近づくことができます。

 

前にも話しましたが、ボードゲームってビデオゲームと違って競い合う人が目の前にいるから、コミュニケーションがとても大事な要素です。

その理由の1つは、コミュニケーションによってゲームを優位に進めることができるからです。

例えば、ゲーム中、自分以外に矛先を向けさせて、知らないうちに自分が勝っていたという状況をコミュニケーションによって作り上げることができます。

 

よく、ボードゲームのパッケージで面白いか判断する人がいるのを見かけます。

それもファンタジーのようなSFのような雰囲気のある絵柄が好きで、中身を見ずに買ってしまいます。

もちろん中には本当に面白いボードゲームはありますが、勿体ない買い方をしてるなと感じてしまいます。

 

とりあえず私は、デザイナーのライナークニツィアか製造会社のニューゲームズオーダーが扱ってるボードゲームは良作ぞろいですので、気になる方はチェックしてみてください!