おすすめボードゲームpart9 マラケシュ
マラケシュ
はじめに
ゲームデザイナーのドミニクエルハールの代表的なボードゲームです。
他には「傭兵隊長」や「パニックラボ」などをデザインされています。
マラケシュは大きなボードゲームの割にはとてもシンプルにわかりやすい仕掛けが初心者からでも楽しめるようになっています。
また、内容物には絨毯を模した生地があり、コンポーネントに目が無い人にもワクワクさせるゲームです。
ルール
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 30分
マラケシュの背景
マラケシュ広場のじゅうたん市場は今日も騒がしい。有能な商人は誰だ?
商人は、市場にできるだけ自分のじゅうたんが上になるよう敷きつめ、資産を集めます。ゲーム終了時に一番多くの先のじゅうたんとお金を持っているプレイヤーが勝者となります。
ゲームの準備
- ボードを広げて囲むようにプレイヤーは座ります。
- 各プレイヤー担当色を決め絨毯を配ります。
- お金は5金が5つ1金が5つの計30金を各プレイヤーに配ります。
- アッサムさんをボードの中央のマスに配置します。
- ジャンケンなどでスタートプレイヤーを決めます。
ゲームの流れ
出番が来たら…
- アッサムさんの進む方向を決めます。
- サイコロを振ります。
- アッサムさんに隣接するように絨毯を配置します。
アッサムさんの進む方向を決めます。
アッサムさんの顔が向いている方向がこれから進ませる方向になります。
なので、サイコロを振る前に上下左右の方向を決めます。
ただし、現在顔が向いている方向の真逆には方向転換できません。
サイコロを振ります。
サイコロには1-2-2-3-3-4の靴が描かれていて、靴の数分だけ進ませます。
もし、アッサムさんがボードの端や角にまで来たら、ボードの脇のラインに合わせてクルッと回転させます。
そして、アッサムが止まった場所が何も無い場所又は、自分の引いた絨毯なら何も起こりません。
しかし、他プレイヤーが引いた絨毯の上で止まった場合、止まった色が繋がっているマスの数分お金をその担当色プレイヤーに支払わなくてはなりません。
アッサムさんに隣接するように絨毯を配置します。
アッサムさんに絨毯の一辺が隣接するように自分の絨毯を一枚配置します。
この時に他プレイヤーの絨毯と重ねて配置することができます。
ただし、2マス分ある絨毯を全て覆うことはできません。絨毯一枚につき一マス分だけ重ねて下さい。
終了条件
全プレイヤーの絨毯が無くなった瞬間ゲームが終了します。
勝利条件
ゲーム終了時に残っているお金の数とボードに配置された絨毯の数を合わせたのが勝利ポイントになり、一番勝利ポイントを獲得したプレイヤーが勝者になります。
面白さ
ゲーム始めは淡々と場が流れ、特にお金のやり取りもそこまで動かないのですが、ゲーム中盤から終盤にかけて、どうやっても安全な道なんて存在しなくなります。
それからはもうサイコロを振るだけでもハラハラドキドキが収まらなくなり、誰かが絶望に落ちていくのがたまらなく面白いです。
また、このゲームは陣取りゲームでもあり、自分の色に隣接して絨毯を配置するほど、獲得するお金が増えます。
なので、ゲーム序盤から絨毯をどうやって配置させるか考えるのがとても重要になり、ゲーム始めはリスクを負って絨毯を置きにいくのも大切だと思います。
見た目以上になかなかの戦略ゲームです。
サイコロゲーだから運ゲーと言う方は恐らく負けるでしょう。