ボードゲーマーJUN

ボードゲームの面白さについて語ります。

おすすめボードゲーム Part12 アンギャルド


アンギャルド

 

 

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はじめに

 

 

ライナークニツィアの数多くの名作の1つである2人用戦略的フェンシングゲームです。

 

ニューゲームズオーダー社が日本語版で商品化しましたが、表紙が海外のと違ってかなりリアルチックな絵に変わりました。 

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https://www.bing.com/th?id=OIP.UoSDfNO00uzv390RKPmG6AAAAA&w=180&h=176&c=7&o=5&dpr=1.2&pid=1.7

 

 

そのリアルな表紙は見た目だけなく、フェンシングの動きのようなリアルを体感させてくれるゲームシステムが魅力的です。

 

 

ルール

 

アンギャルドの背景

 

 

フェンシングの魅力を体験しましょう。このボードゲーム は簡単なルールの中に戦いの醍醐味を余さず再現しています。相手を受け流し、稲妻のごとく攻める。戦略と技術、そして少々の運が勝敗を決めるのです。

いざ、構え[En Garde]!

 

ゲームの準備

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ボードを広げます。

カードをよく混ぜて5枚ずつ配り、残りを山札にしてお互いに取りやすい位置に配置します。

キャラクターコマを先端のマスに配置します。

得点コマを0を被せるように配置します。

 

スタートプレイヤーをじゃんけんなどで決めます。

 

ゲームの難易度が[基本][標準][完全]などありますが、おすすめは[完全]なので、今回は難易度の[完全]を紹介します。

 

ゲームの流れ

 

出番が来たら…

1前進 手札からカードを1枚プレイ

2後退 手札からカードを1枚プレイ

3攻撃 手札からカードを1枚又は2枚プレイ

4移動攻撃 手札から同じ数字のカードを2枚プレイしてその数移動し、新たにもう一枚プレイして攻撃

 

のうちいずれかの行動を行い、出番終了時に5枚になるように手札補充をします。

 

1前進

手札から好きなカードを一枚プレイし、カードに記載された数字分前進します。ただし、相手を追い越すことはできない。

 

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2後退

手札から好きなカードを一枚プレイし、カードに記載された数字分後退します。ただし、端よりはみ出すことはできない。

 

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3攻撃

相手のコマとの距離分の数をプレイすることで攻撃することができます。さらに、距離分の数を2枚プレイすることで強力な攻撃を繰り出すことができます。

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もちろん相手はこの攻撃を回避する方法があります。それは、相手が攻撃に出した数字と同じ数字を出すことで回避することができます。強力な攻撃の場合は同じ数字を2枚出す必要があります。

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回避が成功したら手札補充をせずに続けてプレイすることができます。そのプレイを終えた後に手札補充をします。

 

4移動攻撃

手札から同じ数字のカードを2枚プレイしてその数移動し、移動後の相手との距離分の数が記載されたカードを新たにもう一枚プレイして攻撃することができます。

 

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相手はこれを(3攻撃)のように回避することができます。さらに、移動攻撃の場合だけ(2後退)を選択することができますが、回避とは違い続けてプレイすることができません

 

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いずれかのプレイヤーが攻撃を成功させた場合又は、山札のカードが尽きた時にスタート地点から相手より離れているプレイヤー得点トラック1つ進めることができます。

 

終了勝利条件

 

得点トラックを5まで進めたプレイヤーがゲームの勝利者になります。

 

面白さ

 

相手との距離間を保ちつつ、相手の懐に入る一瞬を突くという戦略がリアルと同じで、それをマスが刻まれたボードと1〜5のカードでコンパクトに再現されているところがさすがライナークニツィアの作品だと思わされます。

 

それだけに初心者にも理解されやすく、面白さも伝わって、すぐに黙々と思考を巡らしてのめりこんでいくでしょう。

 

具体的に何を考えさせられるかというと、1つは相手と自分との距離感で、6マスの距離を保つこととが基本の技になります。なぜなら、移動距離の最大が5だからです。それにより、相手はむやみに近づくと攻撃される可能性があるため、6マスの距離を保つことで優勢に立ち回ることができます。

 

そのほかにも考えることはたくさんあり、攻めたら後退する場面があったり相手が防戦一方にさせる一方的な攻撃があったりと、リアルなフェンシングを体験しているような雰囲気を味わうことができます。

 

ゲームとして完成度が高くほかにないボードゲームです。